本校は昭和29年4月、仁木、福束、大藪の3町村が合併して以来60年の歴史を刻んできた輪之内町の一校区であり、楡俣、大藪、楡俣新田、四郷の四地区からなっている。古くから輪之内とよばれ、水魔と戦ってきた福束輪中の一画にある。土地の65%以上を田畑が占め、戸数の75%が農家に携わっているが兼業農家が増加の傾向にある。その他として、約15%が商業に従事している。また、農家と商工業を営む家との間に経済的条件や生活様式などは、ほんど相違がみられなくなった。地域住民意識の一般的な傾向としては、穏健着実で保守的であるが、近年新興住宅も増加し、革新的な考えも生まれつつある。